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ノミやマダニは動物に対して多くの被害をもたらしますが、実は人間にも重大な健康被害をもたらします。適切な予防により愛犬・愛猫をノミ・マダニから守ることは、動物たちの健康を守ると同時に飼主様の健康も守ることになります。
予防方法は、月に1回、スポットタイプを背中の皮膚に垂らす方法と飲み薬による予防があります。
たった一つの予防薬で フィラリア、ノミ、マダニ、消化管寄生虫の予防全てが可能な「オールインワン製剤」がお勧めです!! |
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ノミは、成虫、卵、幼虫、さなぎ、そしてまた成虫と、複雑な成長過程を繰り返します。
動物に寄生したノミの成虫は、ほとんど動物の体から離れず、 吸血と一日当たり20~50個という産卵を繰り返し、最長120 日まで生存し産卵することが可能と言われています。
この間、あなたの愛犬や愛猫はノミの寄生に悩み続けることになります。 |
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ノミ寄生によるかゆみで犬や猫は精神的ストレスを受けます。
また、ノミに刺された箇所を掻きむしってできた傷に細菌が入り、化膿してしまうことがあります。 |
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大量のノミの寄生を受けると、貧血をおこす危険性があります。 |
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ノミの幼虫が条虫の卵を食べると、そのノミの体内で発育します。成虫になったノミを犬や猫がグルーミングなどで食べてしまうことにより条虫が小腸に寄生し、下痢や嘔吐の原因になります。
感染すると、瓜の実に似た片節が糞便や肛門の周辺に付着します。 |
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ノミの被害の中ではこれが最も重要なものです。ノミによる吸血が繰り返されると、犬や猫がノミの唾液に対してアレルギー状態となり皮膚炎を起こすことがあります。一度アレルギーになると、たとえノミの寄生が少数でも皮膚炎に悩まされ激しいかゆみや湿疹、脱毛などがおこります。 |
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ノミの寄生を介してヘモプラズマという病原体が猫に感染します。
ヘモプラズマは猫の赤血球にとりつき、寄生された赤血球はどんどん破壊されることにより貧血を引き起こし、元気消失、体重減少、食欲不振等の症状が現れ、時に死亡します。 |
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猫の赤血球に寄生した
ヘモプラズマ
(点状・コンマ状) |
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ノミの被害は動物だけではありません。人間がノミに刺されると激しいかゆみが起こり、ひどい場合はアレルギーになって水ぶくれのような状態になってしまいます。そのほか、人に被害をもたらすケースとして瓜実条虫の感染や猫ひっかき病があります。 |
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マダニは草むらなどに生息する吸血性の大型のダニ類です。草などに付着しており、近くを人間や動物が通った際にとりつきます。
寄生したマダニは吸血と脱皮を繰り返しながら大型の成ダニに成長していき、やがて産卵を開始します。 |
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マダニの吸血後の体重は、吸血前の200倍にもなることがあります。マダニの口器は鋭く、皮膚を突き刺して接着剤の働きをするセメント様物質を注入し傷口に固定しますのでマダニを取り除くのは容易ではありません。
咬まれやすい部位は顔面周辺と手足であり、マダニを見つけても決して無理に取ろうとしてはいけません!!見つけたらすぐに動物病院へ行きましょう。 |
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マダニは様々な病気を媒介しますが、中でも特に恐ろしいのが犬バベシア症です。
マダニによる吸血により犬の体内にバベシアという病原体が侵入、赤血球にとりつき、寄生された赤血球はどんどん破壊されることにより重度な貧血を引き起こします。感染犬には貧血、発熱、食欲不振などの症状が現れ、急性の場合は黄疸や衰弱などによって死に至ることもある恐ろしい病気です。
一度感染してしまうと犬の体内からバベシアを根絶させることは極めて困難であり、たとえ一時的に良くなっても再発を繰り返し、徐々に薬も効かなくなることが多い深刻な感染症です。
九州は犬バベシア症の濃厚感染地域です!! |
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犬の赤血球に寄生した
バベシア(コンマ状) |
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マダニの寄生を介してヘモプラズマという病原体が猫に感染します。
ヘモプラズマは猫の赤血球にとりつき、寄生された赤血球はどんどん破壊されることにより貧血を引き起こし、元気消失、体重減少、食欲不振等の症状が現れ、時に死亡します。
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人間がマダニに吸血されると、ライム病や日本紅斑熱などの恐ろしい感染症を引き起こし、ペットだけでなく飼い主までも苦しむことに…
特に近年話題になっているのが重症熱性血小板減少症候群(SFTS)で、人間がマダニに咬まれることにより感染し、2024年1月現在、西日本を中心に累計104名の死者が報告されています。また、犬や猫へのSFTS感染も数多く報告されており、SFTSに感染した犬の致死率は30%、猫は60%に達します。近年では、感染した犬や猫から人への感染事例が多数報告されており、ペットから人へのSFTS感染を防御する観点から犬猫のマダニ予防の必要性が声高に叫ばれています。家族を守るためにもペットにはマダニ予防薬を定期的に投薬しましょう。 |
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