|
|
|
|
|
|
|
フィラリアとは寄生虫の名前です。この寄生虫は蚊によって幼虫が運ばれ、感染犬から他の犬へと伝染する恐ろしい寄生虫です。蚊が媒介する感染症であり、室内外問わず感染するため「お外に出ないから大丈夫」とはなりません。 |
蚊に刺され、フィラリアの幼虫が犬の体内に侵入すると成長しながら心臓へ移動し、その後心臓や肺動脈に寄生して血液の
流れを悪くすることで心不全へと進行していきます。
これをフィラリア症といい、進行すると心臓をはじめ、ほとんどの内臓に障害が出るようになります。 |
|
|
|
肺動脈に寄生した
フィラリア |
|
|
|
|
|
フィラリアに感染しても、すぐには症状は現れません。感染後、数年かけてフィラリアにより心臓などが痛めつけられ、その結果として重篤な症状が出てきます。 |
|
★現れる主な症状 |
|
・咳が出る ・血を吐く ・血尿 ・運動中すぐに疲れる
・倒れる ・痩せる ・腹水がたまりお腹が膨れる
などなど … 最終的には死に至ります。 |
|
|
|
|
フィラリアの感染の有無は、血液検査で簡単に判別できます。
毎年、予防前にはフィラリアの検査を受けましょう。 |
|
|
蚊から感染した幼虫は犬の体の中で成長し、およそ6ヶ月間で成虫になりますが、予防期間中にフィラリア予防薬を毎月投与することにより、犬の体内に入った幼虫を成虫になる前に殺すことで予防ができます。
予防期間は4 月下旬又は5 月上旬から11 月下旬又は12 月上旬まで。 予防方法は毎月1 回、錠剤タイプかチュアブルタイプを投薬します。
たった一つの予防薬で フィラリア、ノミ、マダニ、消化管寄生虫の予防全てが可能な「オールインワン製剤」がお勧めです!! |
|
|
|
|
|
近年、猫にもフィラリアが感染することが判明しています。
猫がフィラリアに感染し発症すると、呼吸困難、咳、嘔吐、食欲不振などが見られ、時に突然死を招くこともあります。
平成9年度に実施された猫のフィラリア抗体陽性率(フィラリアに感染した証)の全国調査では、全国平均12.1%、とりわけ高かったのが蚊の多い九州で27.3%でした。
当院でもフィラリア感染した猫が見つかっており、九州は猫のフィラリア感染が危険な地域といえます。 |
|
猫にもフィラリア予防することを推奨します。 |
|
|