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人とペットなどの動物が共通にかかる感染症、つまり人獣共通感染症のことを指します。
その代表的な感染症の一つが、犬や猫のおなかに寄生する寄生虫(内部寄生虫)です。
ペットが家族の一員として関係がますます深くなっていくにつれ、ズーノーシスの危険性も高まっています。
だからといってむやみに恐れる必要はありません。
きちんと動物たちに適切な予防を行えば人への感染は防げます。
愛するペットを悪者にしないためにも、飼主様がしっかりとケアをしてあげましょう!! |
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2006年に施行の法律により「動物に起因する感染症の予防のために注意を払うこと」が飼主様の義務と定められました。
おなかの寄生虫の駆除・予防も飼主様が行うべき大切なケアです。 |
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★回虫
- 大きさは犬回虫が18cm以下、猫回虫が10cm以下。虫卵を口から飲み込んだり、母犬の胎盤や乳汁、母猫の乳汁などからも感染します。また、待機宿主であるネズミ、ミミズ、ゴキブリなどを食べて感染することもあります。
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★鉤虫
- 大きさは犬鉤虫が1cm以下、猫鉤虫が1.5cm以下。幼虫を口から飲み込んだり、皮膚、母犬の胎盤や乳汁などからも感染します。また、待機宿主であるネズミなどを食べて感染することもあります。
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★瓜実条虫
- 大きさは全長50cm以下だが、瓜の実に似た虫体の片節がペットの肛門周囲や敷物に付いている場合があり、その大きさは
米粒ぐらい。幼虫を持ったノミを飲み込むことで感染します。
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★犬鞭虫
- 大きさは7cm以下。虫卵を口から飲み込むことで感染します。1日2000個もの卵を産み、虫卵は感染力を保持したまま最長7年間土壌で生存することが可能です。そのため汚染環境を正常化することが困難なため、駆虫しても何度でも感染を繰り返すことになります。
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★マンソン裂頭条虫
- 大きさは最大1~2m。
幼虫を持ったカエルやヘビなどを食べることで感染します。
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★猫条虫
- 大きさは最大60cm。
幼虫を持ったネズミなどを食べることで感染します。
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★エキノコックス(多包条虫)
- 大きさは0.2~0.5cm。
幼虫を持った野ネズミなどを食べることで感染します。
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定期駆虫とは、ペットに対して定期的な駆虫を実施することで人とペットを寄生虫の病気から守る習慣です。
「お外に出ないからうちの子は大丈夫」と思っていても、周囲の環境が汚染されていたら感染する可能性があります。
また、動物病院で検便をしてもらっても検便時に寄生虫が必ず発見できるわけではありません。
知らない間に、あなたのペットが寄生虫の卵をまき散らす感染源となっているかもしれません。
定期駆虫は、飼主様とペットの健康を守るとともに社会への感染の輪の広がりを絶つハッピールールなのです。
駆虫薬には犬では飲み薬、猫では飲み薬とスポット薬(背中に垂らす)があります。
★アメリカ疾病予防管理センター(CDC)では、
次のようなスケジュールで定期駆虫することを推奨しています。 |
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★犬猫回虫症
- 室内や公園の砂場、あるいはペットの毛についた回虫卵が人の口から入ることで感染します。
回虫は成虫にはならず、幼虫のまま内臓や目、皮下、脊髄などに移行して様々な病害をもたらします(幼虫移行症)。特に、幼児への感染は重症化しやすく注意が必要です。
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★瓜実条虫症
- ペットに寄生したノミを人が気軽に手でつぶした時などにノミの体内にいた瓜実条虫の幼虫がはずみで人の口に入ることで
感染します。ペットにノミがいたら要注意、絶対に手でつかんだりつぶしてはいけません。
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患者年齢 |
性別 |
主訴 |
移行部位 |
原因 |
報告年 |
29歳 |
女性 |
右目飛蚊症 |
視神経乳頭 |
犬回虫 |
2008 |
42歳 |
男性 |
呼吸困難 |
肺 |
犬回虫 |
2008 |
40歳 |
男性 |
少量吐血 |
肺・肝臓 |
犬回虫 |
2008 |
72歳 |
男性 |
下肢の浮腫、腎障害 |
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犬回虫 |
2007 |
21歳 |
女性 |
発熱、咳、関節痛 |
肺 |
犬又は
豚回虫 |
2007 |
24歳 |
男性 |
頭痛 |
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犬回虫 |
2006 |
59歳 |
男性 |
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脊髄 |
犬回虫 |
2006 |
37歳 |
男性 |
左目視力低下 |
網膜 |
犬回虫 |
2005 |
50歳 |
男性 |
皮疹・尿蛋白陽性 |
皮疹部 |
犬回虫 |
2005 |
10代 |
女性 |
腹痛・嘔吐・下痢 |
心嚢 |
犬回虫 |
2004 |
59歳 |
男性 |
右目視力低下 |
網膜 |
犬回虫 |
2004 |
53歳 |
男性 |
肝内多発小結節 |
肝臓 |
犬回虫 |
2003 |
68歳 |
男性 |
発熱・咳・食欲不振 |
腹腔? |
犬回虫 |
2002 |
26歳 |
女性 |
肺炎 |
左大腿部 |
犬回虫 |
2000 |
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