ペットクリニックハレルヤは福岡に4店舗ある動物病院です。ペットの病気の事ならお任せください!


 
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犬や猫には、感染すると死亡率の高い恐ろしい病気がたくさんあります。
犬や猫の伝染病や感染症では、動物同士の接触以外に空気やホコリ、時には飼主の着衣などに付着したウイルスによって感染する場合があります。
「室内飼育だから安心」や「外に出ないから大丈夫」ということはなく、定期的にワクチン接種をすることが大切です。
ワクチンは伝染病予防のためですが、100%予防出来るわけではありません。
しかし、ワクチン接種した動物は病気になってしまったとしても、ワクチン接種をしていない動物に比べてはるかに軽い症状で済んだり、死亡率を最小限に抑えることができるのです。
免疫力の未発達な子犬・子猫にとって、母犬・母猫からもらった免疫が無くなる生後2~3ヶ月齡頃が伝染病にかかる危険性が最も高くなります。ワクチン接種による予防効果を最大限発揮させるために、生後2~3ヶ月齡頃にかけて複数回の接種を行います。
 
おでかけ先や身近な散歩コース、ドッグラン、ペットホテルなど、どこでも伝染病の危険は存在します。定期的なワクチン接種を心がけましょう。
 
シニア期(7歳以降)になると「もう年だからワクチン接種は必要ない」と誤解している飼主様がいます。シニア期になると内臓機能が低下することによって免疫力が衰えてしまい、若い時に比べて感染症の危険性が増えるにもかかわらず、定期的なワクチン接種が行われないとその危険性は増すばかりです。シニア期でもしっかりと定期的なワクチン接種をお勧めします。
 
 
★犬ジステンパー
  •  発熱、鼻汁、目ヤニ、元気がなくなる、嘔吐、下痢、痙攣などを引き起こし、死亡率が非常に高い危険な病気です。たとえ生存できても後遺症が残ることがあります。
★パルボウイルス感染症
  •  激しい嘔吐、下痢、血便などの症状が現れ、食欲が無くなり急激に衰弱していきます。
    重症になると脱水症状が進み、短時間で死亡することがあります。
    心筋に障害がおよぶ心筋型では、突然死を引き起こします。
    伝染力が非常に強く、子犬の死亡原因 No.1の恐ろしい伝染病です。
★犬コロナウイルス感染症
  •  腸炎を引き起こし、下痢や嘔吐が起こります。成犬では軽度の胃腸炎で済むことがありますが、パルボウイルスと混合感染すると重篤な状態になります。
★犬パラインフルエンザウイルス感染症
  •  治りにくい咳、鼻汁、扁桃炎、気管支肺炎など人の風邪のような症状(ケンネルコフ)を起こします。混合感染や二次感染が起きると重症になり、死亡することもあります。
    伝染力が非常に強く、慢性化してしまうこともあります。
★犬アデノウイルス2型感染症(犬伝染性喉頭気管炎)
  •  発熱、食欲不振、くしゃみ、鼻汁、乾いた咳が見られ、時に肺炎を起こすこともあります。
    他のウイルスと混合感染すると重症化し、死亡率が高くなります。
★犬伝染性肝炎
  •  肝炎を主とし、発熱、嘔吐、下痢、食欲不振、腹痛などを引き起こし、目が白く濁ることもあります。1歳未満の子犬が感染すると、無症状で突然死することがあります。
★犬レプトスピラ感染症
  •  大きく分けて2種類のタイプがあります。
    (イクテロヘモラジー型)
    発熱、嘔吐、黄疸、歯肉からの出血などが見られます。
    (カ二コーラ型)
    発熱、筋肉痛、脱水症状などが現れ、尿毒症になり数日で死亡することがあります。
    人間にも移ってしまう人獣共通感染症で注意が必要です。
 
 
犬を飼育する場合、狂犬病予防法により飼主様には狂犬病予防注射と登録が義務付けられています。
生後91日齡以上の犬は狂犬病予防注射を接種し、その後毎年1回の狂犬病予防注射を受けなくてはなりません。
同時に登録を行い、交付される鑑札と狂犬病予防注射済票を犬に装着することが義務付けられています。もし愛犬が迷子になった場合、装着している鑑札などからすぐに飼主様が判明します。
 
 
★猫ウイルス性鼻気管炎
  •  ヘルペスウイルスによる感染症で、くしゃみ、咳、鼻炎などの呼吸器症状の他に結膜炎による目やにが出ます。
    高熱で食欲はなくなり、重症例では鼻水と目やにで顔中が汚れ、子猫はもちろん成猫でも衰弱して死亡することがあります。
    空気感染および目やにや鼻水などの分泌物と接触することで感染し、その感染力はとても強く、ワクチン未接種の集団では次 から次へと感染が広がります。
★猫カリシウイルス感染症
  •  猫ウイルス性鼻気管炎と同様、発熱、くしゃみ、咳などの症状がでます。
    病状が進むと舌や口の周辺に潰瘍や水泡ができ、痛みで食べることが出来なくなります。
★猫汎白血球減少症
  •  パルボウイルスによる感染症で、白血球が極端に減少します。
    発熱、嘔吐、下痢、食欲不振を引き起こし、死亡率の高い感染症で子猫では急死することもあります。ウイルスは伝染力が強く、ホコリとともに運ばれることもあるので室内飼いの猫でも注意が必要です。
★猫クラミジア症
  •  クラミドフィラ フェリスによる感染症で、重度の結膜炎が主な症状になります。
    目やに、涙目、くしゃみ、咳、鼻水などの症状も見られ、時に肺炎を起こすこともあります。
★猫白血病ウイルス感染症
  •  持続感染すると約80%が3年以内に死亡する猫にとって致命的な感染症です。
    白血病やリンパ腫などの血液腫瘍をはじめ、免疫力低下などによる様々な症状を引き起こします。
    感染している猫(主に野良猫)に接触させない、つまり外出させないことが最大の防御になります。
   
 
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